アルコールストーブの魅力
アルコールストーブとして超定番の「トランギア・アルコールバーナー」ですが、恥ずかしながら今年になるまで使ったことがなかった。シングルバーナーではプリムスの初期型2243とイワタニのジュニアバーナーを所持しているので、パッキングは多少悪いですが、不便はしていなかった。
実は去年、災害ボランティア仲間の知り合いから、十字に組み合わせて使うチタン製の五徳をもらっていた。何に使う五徳かはおおよそ検討がついていたが、すぐに使う必要も無かったのでしばらく放って置いていたのだが、今年になって勤めていた会社を辞め、もともと自営業をしていた自宅に事務所を構えるようになって、デスクの近くでコーヒーを沸かす道具が欲しくなった。ジュニアバーナーは普段、寝室で夜食のカップラーメン用に使っているので使いたくない。2243は普段使うにはガスが高いので使いたくなかった。そこで、アルコールバーナーの購入となったわけである。さっそく通販で購入し、火力についてあまり期待をしていなかったが、トランギア製の0.9Lのケトルでコーヒー一杯分のお湯を沸かしてみた。すると期待していた以上に強い炎で数分で沸かすことができた。
しばらくはチタンの五徳(商品名は「アリゾナストーブ」現在は売られていない)を使っていたのだが、ケトルの直径よりも小さい五徳に不安を感じたので、何か変わりになるものを探していたら、以前キャプテンスタッグ製の固形燃料を使ったコンロを買ったことを思い出した。組み立て式で黒い円筒状の部品を組合せ五徳をはめる構造になっている。これも早速使ってみた。ケトルの安定もいいし五徳を持ち上げる取っ手も付いているので非常に都合が良かった。ただ、炎からの五徳までの高さが高すぎるので2段に組み合わせていた部品を、1段(円形の空気穴があるほうだけ)にしたら更に良くなった。
では本来のフィールドでの使用についてはどうか。アリゾナストーブだけではやはり風に対して弱く、沸騰までの時間がかかってしまう。そこでユニフレーム製のシングルストーブ用の風防を手に入れた。この組合せが私の考えるベストかなと思っている。(ストームクッカーは本来のコンパクトさを欠いているのであまり好きではない)
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