東京モーターショー
東京モーターショーが今月10/26から開催される。私が東京で仕事をしていた20年ほど前、まだ晴海で行われていた頃から2001年頃までは毎回会場へ足を運んでいた。しかしながら、その後はまるっきり行っていない。
インターネットが普及していない頃、モーターショーの情報はその後に発売される自動車情報誌を待たなければ得られなかったので、車好きとしては当然のように足を運んだ。その後インターネットが普及して比較的オンタイムで情報が得られるようになったこともあるが、行かなくなった最大の理由は、出展される自動車に面白みがなくなったことである。
こんなことを言うと中年のたわ言と言われるかもしれないが、昔の車には夢があった。エンジンの馬力であったり、エンジンの積み方であったり、駆動方法であったり、あるいは未来的なデザインであったり。今の自動車開発における最大の関心事は、エコロジーや環境問題など社会的なことが関心事で、確かに必要な性能、技術ではあるかもしれないが、自動車本来の興味の部分ではない。現在国産車の新車販売台数が伸び悩んでるという。若者の自動車離れが進み、車にお金をかけるなら他のものにお金をかけたいという事だろう。自動車メーカーも若者の消費動向をつかむ様な努力を怠ってきたつけが今回ってきたのであろう。今後しばらくは、お金を持っている団塊の世代の顧客を高級車で繋ぎとめておけばいいのかもしれないが、このままでは日本の自動車文化はいずれ廃れて行くのであろう。富士スピードウェイで行われたF1など国産車の惨敗が良い例であろう。また、二輪の2007MotoGPもしかり、独壇場であった日本の二輪メーカーが勝てなくなって、アプリリア、KTM、DUCATIなど国産メーカーの数十分の一の生産しかしていないメーカーが勝っている、どうなってるのホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ。
日本のメーカーの開発者に言いたい、頼むもっと夢のある車を作ってくれ。10人が10人良いと評価するような優等生の車を作るな。もう一度どきどきするような車に出会いたいのだ。ふぅ、久々に熱く語ってしまった。
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