2007年10月19日
非常持出品(サバイバルグッズ)は常時持ち歩きましょう

災害時の緊急避難用に各家庭で非常持出袋(銀色のナップサック)を用意している方も多いと思う。しかしながら常に家にいる時に地震に見舞われるかというと決してそんなことは無い。外出先での被災にも備えるべきであろう。また、非常持出袋という普段触れる必要の無いものに入れてしまうと、中にいったい何を入れたのか、使用期限が過ぎているものがあるのか、使い方はどうなのか、おそらく判らなくなってしまう。そこで最低限必要な個人装備(山用語?)は常に持ち歩くようにしたい。自家用車で通勤している方なら車の中に入れておいてもいい。写真で紹介しているのは私が普段持ち歩いているもので、ぜひ備えてほしいものです。
右上の丸い缶は「NUWICK44」という44時間使えるというキャンドルです。まだ開けたことはありませんが、中に蝋の塊と替え芯3本、ピンセットとマッチが入っています。明かりとしての用途の他に、暖を取ったり同時に3本の芯を使ってコンロの代わりにも使えるものです。右下はサバイバルブランケットと呼ばれるアルミ箔でできた毛布です。毛布といっても横になる為の物ではなく、身体に巻きつけて寒さを防ぐものです。左側の四角いものは書いてある通り三角巾で、包帯、止血帯として重要です。小さいものは「レサシエード」といってCPR(心配蘇生法)を行うとき、人工呼吸で患者の口に装着するものです。直接口をつけないようにするのと、弁がついているので吹き込んだ息が戻ってこないようにする為の道具です。緊急時とはいえ人工呼吸法は感染症の恐れがあるのでこういったものを使います。但し最近の救急医療の研究では、人工呼吸よりも心臓マッサージを重視しているようです。人工呼吸を行わなくても蘇生率は変わらないらしいですね。
当然これ以外にも持っておきたいものはありますが、自宅から会社までとかあるいは学校までと、その間で必要だと思われるものを普段から考えておいたほうが良いと思います。公共交通機関が止まった場合歩いて自宅まで帰るとして、途中水が補給できるのか、どこかに泊まれる場所があるのか等々考えておくことが大事です。
Posted by countrybee at 11:52│Comments(0)
│災害時に役に立つもの
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